医療法人社団 鈴峰今中医院

広島市西区の内科・小児科・婦人科・産科クリニック。鈴峰今中医院です。

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流産手術

FAQ

流産手術

Q.流産のため手術が必要と言われました。怖いので手術を受けたくありません。

A.

結論から言うと、流産手術は必ずしも必要ではありません。

流産後の妊娠成分の子宮内遺残に伴う子宮内感染を回避する目的で、妊娠継続が不可能な流産の診断が確定すれば速やかに流産手術(子宮内容除去術)を行うのが従来の一般的な対処法でした。

しかしながら流産手術に伴う子宮穿孔による内臓損傷などの重篤な副作用も稀にあるため、近年では手術的操作を避けて自然排出を期待する管理方法について多くの報告がなされています。

妊娠13週未満の流産確定から4週間自然経過をみた結果では、累積自然(完全)流産率は1週後:54%、2週後:62%、3週後:76%、4週後:84%であり、腹痛や感染、性器出血などの副作用は8%と流産手術に伴う副作用の発生率(13%)と差がなかったとする報告があります。

不全流産例を対象に待機管理と流産手術の成功率と副作用発現率を比較したところ、待機管理群 対 流産手術群の成功率は100:100%、副作用発現率0.5:0.6% と差がなかったとする報告があります。

これらの報告を総括した結果、初期の不全流産や自覚症状を伴わない枯死卵や稽留流産においては、待機管理も治療の選択肢のひとつと考えられ、かならずしも流産手術を受ける必要はないと考えています。

なお、待機管理の場合は自然に流産が進行しますので、出血の増量や塊の排出、下腹部痛は必ずありますし、これらの症状がいつ発現するかの予測は不可能です。

当院では、仕事をされている方などで急激な下腹部痛や多量の出血が起きては困る場合には、流産手術を行うようにしています。

手術に対する不安感の強い方や気管支喘息などで麻酔合併症が予測されるような場合は、自然流産を待つことも可能です。
当院では、患者様の仕事や家庭の事情にあわせて治療法を選択しています。

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